ジャニーズ性加害問題当事者の会代表の平本淳也(ひらもと・じゅんや)さん。
ジャニー喜多川さんによる過去に類を見ない被害人数の性加害問題に対し、日々記者会見などを通じて世間に訴えていますね。
センシティブなこの問題。ジャニーズ事務所とマスコミの癒着や隠ぺい体質を明らかにすることは非常に重要なことですが、一方で平本淳也さん自身にも「金目当て」疑惑があります。
平本淳也さんがジャニーズ性加害問題を金目当てで行っていると言われる理由は何なのでしょうか。その理由について、本記事ではまとめていきます。
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平本淳也が金目当てと言われる理由
今では「ジャニーズ性被害告発の第一人者」と言われる平本淳也さんがなぜ、金目当てとネット上で批判されているのでしょうか。
平本淳也さんが金目当てを言われる理由について、まとめていきます。
【金目当ての理由①】ジャニー喜多川の性被害にあっていないから
上の動画は、イギリスの公共放送BBCが製作したドキュメンタリー。
ジャニーズ事務所の組織ぐるみの性犯罪が日本社会に広く知れ渡るきっかけとなりましたことで知られていますね。
この動画の33分あたりに平本淳也代表が出演されていますが、その際に「僕はそこまでやられてないんで」と軽く笑いながらインタビューに答えています。
(平本)
僕はそこまでやられてないんで。
だから、被害にも何にも遭ってない。
ただマッサージしてもらったレベルのほんの少しの延長。
出典:https://www.youtube.com/watch?v=zaTV5D3kvqE
気になるのは、少年たちの性被害について語るときに終始笑いながら答えていること。ジャニー喜多川さんによる性被害問題の深刻さをわかっていない印象が強いことです。
しかしジャニーズ性加害問題当事者の会代表に就任してからは、平本淳也さんは感極まって会見で号泣したり、被害の深刻さを切実に訴える様子が印象的です。記者会見でも主語が「僕たち被害者」になっています。
この真逆にも感じるスタンスの違いが、「その場その場で儲かりそうな方になびいている」とネット上で疑念を生んでいるのです。
【金目当ての理由②】ジャニーズ事務所入所指南をしてきたから
平本淳也さんはBBCのインタビューでも答えている通り、ジャニーズ事務所内で起こっているセクハラ・パワハラ・性被害について色々知っている立場にいました。
しかし、実際はジャニーズ事務所退所後、たくさんの男の子たちをジャニーズ事務所に入所指南していたのです。そのことは、平本淳也さん自身がライターとしてネット記事に書いていることから明らかです。
やっぱり夏休みという特別かつ自由な時間が取りやすい期間はジャニーズの出入りもアクティブになり、チャンスも割と多く転がっている。僕の元には「どうしたらジャニーズに入れますか?」という質問が多く寄せられてきて、これまでに結構な合格率で送りこんでいると自負している。
引用:デイリーニュースオンライン(2017年7月26日)https://dailynewsonline.jp/article/1338136/?page=2
結構な合格率で送り込んでいることを自負している」という言葉からは、ジャニーズ事務所に少年を入所させることを誇らしく感じている印象を受けますよね。
しかもこの記事の結びの言葉は「夏休み、チャンスがあったら是非、ジャニーズを目指してみよう」です(下記画像参照)。性被害される可能性を認識しながら、このような言葉が言えるのが信じられません。
ジャニーズ事務所内で性加害・性被害があることを知っておきながら、少年たちをジャニーズ事務所に入所させることに抵抗はなかったのでしょうか…
世間には子どもをジャニーズ事務所に入所させたい親が多数いますので、「自分はジャニーズ事務所に多数入所させてきた」と言うことでビジネスしていたのではという疑念が持たれています。
【金目当ての理由③】ジャニーズネタで印税を稼いできたから
平本淳也さんは18歳でジャニーズ事務所を退所しましたが、その後はイベント企画会社を起業し、実業家としてのキャリアをスタートさせました。
そんななかで精力的に行ってきたことは、ジャニーズ関連書籍の出版や監修。
平本淳也さんは今までに以下のようなジャニーズ関連本を出版しています。
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『ジャニーズのすべて 少年愛の館』 1998/12/11、平本 淳也
- 『ジャニーズのすべて(2) 反乱の足跡』 1998/12/11、平本 淳也
- 『ジャニーズのすべて(3) 終わりなき宴』 1998/12/11、平本 淳也
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『ジャニーズ出身 平本淳也のGOSSIP×GOSSIP―ジャニーズ&芸能界の不思議な世界』 1999/11/01、平本 淳也
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『ジャニーズ噂の真相―Q&A―ジャニーズの参考書』 1996/10/01、平本 淳也, ジャニーズ同窓会
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『ジャニーズ解読書』 1999/03/01、平本 淳也
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『ジャニーズアイドル攻略法』 1997/11/01、平本 淳也
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『V6 victory』 1997/08/01、平本 淳也, 村上 幾子
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このように、過去に多数のジャニーズ関連本を出版して印税を得ていたにも関わらず、ジャニー喜多川さんの性加害問題が世間の明るみに出た途端に手のひらを返したようにジャニーズ事務所批判をしていることが、「金目当て」と言われる大きな理由の1つと言えます。
【金目当ての理由④】ジャニーズ事務所に「僕を取り込め」発言
ジャニーズ性加害問題でジャニーズ事務所を批判し続けている平本淳也さんですが、この性加害問題を解決するためには「僕を取り込む」とネット記事のインタビューに答えています。
この大きな問題を解決して収束させるために必要なキーパーソンは、僕か白波瀬さんですね。すべてに関連して仕掛けてきた僕を取り込むか、業界が恐れる白波瀬さんの剛腕が物を言うときです
引用:週刊実話WEBでのインタビュー(2023.06.22)https://weekly-jitsuwa.jp/archives/107778
確かに、ジャニーズ性加害問題に批判的な立場の人を取り込んで再発防止策を練ることは効果的だと思います。
しかし、今までジャニーズ事務所に少年たちをたくさん送り込んできて、ジャニーズ関連本も多数出版して、当事者の会代表にもなって…とお金の匂いのするところに現れる印象が強いと、この言葉も「お金目当て?」と勘繰られてしまいます。
【金目当ての理由⑤】財団設立で毎年売上げの3%を保障に
平本淳也代表は、当事者の会の記者会見で「僕は財団作ってくれませんか?みたいなお願いをしたんですよ。毎年ジャニーズから3%売上くれれば、相当数の被害者救えるんじゃないっすか?」と発言しています。ちょうど以下の動画の2時間2分頃の発言です。
ジャニー喜多川さんによって傷つけられた被害者には、心の傷を癒せるようなケアが必要です。被害者ケアの1つの方法として、保障や賠償は一つの手段であることは確かですが、平本淳也さん自身はBBCの取材で「僕は被害にあってない」と言っているにも関わらず、この会見での主語は「僕たち被害者」でした。
ジャニーズ事務所入所の手伝いで加害者側にいたにも関わらず、いつの間にか被害者側のように語っている点が、平本淳也さんが「金目当て」と言われる理由でしょう。